東京都立東部療育センター
院長　椎原　弘章

　当センターは、東京都区部東側地域にお住いのさまざまな障害、特に重症心身障害をもつ方々のために医療と福祉を提供するための中核的施設として平成17年12月に東京都によって設立されました。開設以来、東京都から指定管理者として指定を受けた社会福祉法人全国重症心身障害児(者)を守る会が運営を行っています。

　重度の障害をもつ方々の中でも特に手厚い医療や介護を必要とする超(準超)重症心身障害児者を積極的に受け入れ、長期的な入所事業のみでなく、外来診療・入院診療やリハビリテーション、ご家庭の事情により一時的にお世話させていただく短期入所事業、ご家庭で生活されている方々の療育や日中活動支援のための通所事業を行い、あわせて自治体や近隣の諸施設と連携して地域の障害を持つ方々への総合的な支援を行っています。

　「最も弱いものをひとりももれなく守る」という全国重症心身障害児(者)を守る会の基本原則を理念として、障害を持つ方々やご家族を支えるために、医師、歯科医師、看護師、コメディカルはもとより、児童指導員や保育士、社会福祉士、学校教諭など多くの職種が協力して快適なサービスを提供すべく努力しております。

　障害をもつ方々の命を守るだけでなく、日常生活を有意義に楽しく過ごし、豊かな人生を送っていただくために、全職員が一体となって医療・福祉の向上に取り組んで参ります。